2009年12月10日
男子ごはんの巻。
じゃーん。近所の患者様に 手作りおかずの差し入れをいただきました。
で、手作りおかずのメニューは
ポテトサラダ
蓮根のえびすり身はさみ揚げ・蕪のぬか漬け
全部、手作りの男子ごはん。
恐れ入りました。
本当に おいしくって、驚きです。
とくに、 ぬかの味が最高!
わたしもうちのスタッフも ぬか漬けが大好きで、それぞれ家の味を作っていますが、味が皆、ちがって、それぞれおいしい。
野菜嫌いの 子供たちにも きちんとした 手作りのほんとう味、おいしさを 伝えたいものです。
それにしても、最近の 男子は まめで、繊細で、女子も 負けてはおられんとです。
さて、せっかくなので、蓮根のお話。
旬は晩秋から冬です。7月の下旬ごろから早掘りのれんこんが、新れんこんとして出回り、翌年5月までに順次出回りますが、11~3月がピークとなります。
夏に晴天が多く気温が高かった年ほど豊作になります。
品種には以下のものがあります。
備中(びっちゅう)
中国種。根茎の形が整った長楕円形で粉質です。主産地は岡山県で、西日本中心に栽培されます。半促成種です。
支那(しな)
中国種。灰白色で根茎が太く、節の間が長めの大型種です。晩生種で西南日本で多く栽培され、保存もきくので長期間出回ります。
天王(てんのう)
在来種。外皮が白く、身は粘りがあって風味がある促成種です。関東地方で多く栽培されます。
上総(かずさ)
在来種。身が白くて粘質の中生種です。
れんこんの主成分は糖質で、でんぷんやムチン質という粘り気の成分が特有の歯ざわりを持たせています。
ビタミンCが豊富で、みかんの1.5倍、大根の3.7倍に相当する量が含まれています。ビタミンCは熱に弱いのですが、れんこんはでんぷん質が多いために、加熱しても相当量のビタミンCが残ります。また野菜としては珍しくビタミンB12が豊富で、貧血を予防し、肝臓の働きを助けます。
ミネラルではカリウムや亜鉛、銅、鉄を多く含みます。
ペクチンなどの食物繊維も多く、便秘解消や高血圧予防などの効果があります。
中国では茎の部分だけでなく、葉や実や花弁などハスのすべてを薬用に用いています。
れんこんのビタミンCは、100gで1日に必要なビタミンをまかなえます。ビタミンCは疲労回復に効果があり、細胞どうしをつなげるコラーゲンを生成して、血管や粘膜を丈夫にし、肌にはりを与えたり、ウィルスの核酸を破壊して風邪をひきにくくする作用があります。
タバコやお酒を飲みすぎた後は、ビタミンCが必要なので、れんこんを食べるとよいですね。
れんこんに含まれるビタミンB12は貧血を予防します。またビタミンCや鉄も同じ効果があります。
また、不溶性の食物繊維が多く、腸の働きを活発にして便秘を解消し、大腸がんを予防します。また、コレステロールを下げて血圧を正常にし、動脈硬化や高血圧にも効果がありますよ。
れんこんを切ったときに糸を引くのはムチン質が含まれるためです。ムチンはオクラやさといも、納豆などに含まれる成分ですが、胃壁を保護し、たんぱく質の分解に作用するので、過飲過食時の胃腸の負担を軽くします。その他滋養強壮にも効果があります。
れんこんの切り口が黒くなるのはタンニンのためですが、このタンニンの収斂作用は、疲れた胃腸に良いとされ、胃・十二指腸潰瘍の下血や喀血に効果があります。
というわけで、民間療法でも いろいろ使われている重宝な蓮根。
この旬な時期、しっかり 食べておきたいものです。
Posted by まかない☆ at 16:37│Comments(0)
│スタッフブログ